こんにちは!
元・住宅営業、元・人材業界のインサイドセールスを経て、現在はCMでもおなじみの某プライム上場SaaS企業で働いている「私」です。

今日は、SaaS業界への転職を考えている営業マンの皆さんから本当によく聞かれる質問、

「SaaSのインサイドセールスって、実際どんな1日を過ごしているの?」

について、私のリアルな実体験をもとにお話しします。

正直に言います。
住宅営業時代に泥臭い集客をし、人材業界で深夜まで数字を追っていた私からすると、今の環境は「天国」でありながら、最高に「知的」な職場です。

「インサイドセールスって、ひたすら電話をかけるテレアポ部隊でしょ?」

と思っているあなた。
その誤解、今日で解きましょう。

SaaS営業の基本スケジュール

まず、結論から言うと、私の勤務時間はだいたい9:00〜18:00です。

もちろん企業によってフレックス制度などもありますが、基本はこのコアタイムで動いています。

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昔の私のように、日付が変わるまで詰められたり、休日にお客様からの電話に怯えたり…なんてことはありません。

リアルな1日の流れ(タイムスケジュール)

だいたい、平均的な1日はこんな感じです。

時間業務内容詳細
09:00始業・ダッシュボード確認メールのチェックに加え、CRM(顧客管理システム)で自分の進捗を確認します。
10:00架電・メール対応・商談お問い合わせ対応や、戦略的なアプローチを行います。
12:00ランチしっかり1時間休憩。
13:00社内ミーティング・分析チームでの週次報告や、自分のコール内容の振り返り・分析など。
15:00架電・顧客対応繋がりやすい時間帯を狙ってアプローチ。
17:00翌日の準備・データ入力今日の活動をSFAに入力し、明日のToDoを整理。
18:00終業(定時退社)基本はスパッと帰ります。

「電話だけ」ではない!SaaS営業の業務における3つの特徴

ここで強調したいのが、「電話をしている時間は意外と短い」ということです。

実際の通話時間(トークしている時間)は、1日のうち30分〜40分程度ということも珍しくありません。

では、それ以外の時間に何をしているのか? ここがSaaS営業の面白いところです。

1. 「分析」に圧倒的な時間を使う

SaaS、特に「THE MODEL」型の組織では、データドリブン(数値に基づく判断)が基本です。

  • 自分の目標数値に対して、進捗はどうなっているか?(ダッシュボード確認)
  • なぜアポが取れなかったのか?(失注分析)
  • リード(見込み客)の質はどうだったか?(マーケティング部門へのフィードバック)

これらをCSVでデータを吐き出してスプレッドシートやExcelで詳細に分析したり、Salesforceなどのダッシュボードを睨めっこしたりします。

「気合いであと50件かけろ!」ではなく、「なぜ繋がらないのか?」を脳みそに汗をかいて考えるのが仕事なんです。

2. 「即対応」が命

問い合わせが来たら「即対応」が基本です。

SaaSはお客様が興味を持った瞬間(ホットな状態)にアプローチできるかが勝負。メール、電話、時にはチャットツールを使って、スピーディーに対応します。

3. KPIは「件数」よりも「質」へ

組織のフェーズにもよりますが、ある程度成熟したSaaS企業では、単なる「架電数」よりも**「有効商談数」「受注」**まで繋がったかが重要視されます。

  • ただアポを取ればいいわけではない(無駄な商談はフィールドセールスの時間を奪うだけ)。
  • 「受注確度の高い商談(有効商談)」をどれだけ作れたか?

これが評価されるため、一件一件の質を高めるための**「仮説構築」「事前リサーチ」**に時間を使うわけです。

人材業界出身の私が見る「市場価値」の話

私は以前、人材業界で働いていたので、採用担当者の視点も持っています。

転職市場において、「ただ数だけをこなしてきた営業マン」と、「数字を分析して改善サイクル(PDCA)を回せる営業マン」では、市場価値に天と地ほどの差がつきます。

SaaSのインサイドセールスでは、

  • 録音された自分の通話を聞き直してトークを修正する
  • リードソース(顧客の流入経路)ごとの転換率を計算する

といった業務が日常です。
これって、どこの業界に行っても通用する「ポータブルスキル(持ち運び可能なスキル)」なんですよね。

18時退社後の「パパ」としての時間

最後に、プライベートの話を少し。

現在、私は18時に仕事を終え、速攻でリビングに向かいます。

なぜなら、0歳の子供をお風呂に入れるためです。

住宅営業時代は、夜の打ち合わせや展示場の片付けで、帰宅は深夜が当たり前でした。
でも今は、平日の夜に子供と触れ合い、妻とゆっくり話し、22時には寝る準備をする。そんな人間らしい生活ができています。

会社としても「早く帰ろう(定時退社)」を推奨する文化があり、無駄な残業をしていると逆に「生産性が低い」と見なされることもあります。

まとめ:SaaS営業は「ラク」ではないが「知的」で「ホワイト」だ

SaaS営業の1日は、電話だけではありません。

  • 9時-18時のメリハリある勤務
  • データ分析と戦略立案が中心の業務
  • 「質」を追求するプロフェッショナルな姿勢

もしあなたが、今の「気合いと根性」の営業スタイルに疑問を感じているなら、SaaS業界は間違いなく次のステップとして魅力的です。

「自分にはITなんて無理かも…」と思う必要はありません。私も最初はそうでした。

でも、「顧客のために考え抜く」という営業の本質は、有形商材でも無形商材でも変わりません。

次のステップ

まずは、自分のこれまでの営業経験が「SaaS業界でどう評価されるか」を知ることから始めてみませんか?

特に「分析」や「改善」の経験があれば、職務経歴書で強くアピールできます。
根性、気合い、行動量だけの営業で疲弊しており、普段から考えて営業している方は、Saas営業の環境はおそらく適しています!