こんにちは!
上場SaaS企業でインサイドセールスをしている「私」です。
今日は、「ぶっちゃけ、SaaSの営業ってどんな人が向いてるの?」 というテーマで、居酒屋で後輩に語るようなテンションで本音を書いていこうと思います。
正直、今の営業スタイルに疲れていませんか?
「気合いで数字を作れ!」「足で稼げ!」と言われ、休日も鳴り止まない社用携帯に怯える日々……。
私自身、住宅営業時代はまさにその世界にいました。
そこからSaaS業界に飛び込んで感じた「求められる能力の違い」や「得られた幸福」について、実体験ベースでお話しします。
SaaS営業は「体育会系」ではなく「脳みそ汗かき系」
まず結論から言います。
SaaSの営業には、理不尽な人間関係のキツさや、灰皿が飛んでくるようなパワハラ、精神論的な「詰め」はほとんどありません。
その代わり、「頭を使わなければならない辛さ」があります。
1. ITリテラシーと論理的思考が必須
SaaS(Software as a Service)は、目に見えない無形商材であり、かつ常にアップデートされ続けるプロダクトです。
そのため、「なんとなく人柄で売れた」ということが起きにくい世界です。
- ITリテラシー: 新しいツールや技術を使いこなす力
- 逆算思考: 目標達成のために、「今、何をすべきか」を論理的に組み立てる力
- 情報共有: チーム全体でナレッジ(知識)をシェアする文化
これらが低いと、正直SaaSでは苦労します。
逆に言えば、「もっと論理的に営業したい」「非効率な飛び込みやテレアポに疑問を感じている」という人には、水を得た魚のように活躍できる環境です。

未経験なら「インサイドセールス」から入るのが正解
「俺は営業に自信があるから、いきなり商談をするフィールドセールス(FS)をやりたい!」 そう思う気持ち、めちゃくちゃ分かります。私もそうでした。
でも、元・人材業界の視点、そして現役SaaS営業としての視点から断言します。
未経験の方は「インサイドセールス(IS)」から入るのが一番の近道であり、成功の鍵です。
SaaS業界において、フィールドセールスは即戦力が求められる傾向が強く、業界経験がないと採用ハードルが極めて高いです。
一方で、インサイドセールスは未経験でもポテンシャル採用の門戸が広く開かれています。
私も最初は「アポ取り部隊でしょ?」と思っていましたが、実際は全く違います。
マーケティングと連携し、顧客の課題を仮説立てし、商談を創出する。
SaaSビジネスの全体像を学ぶには、ISが最高のポジションなんです。

住宅営業とSaaS営業、ここまで違う「評価のポイント」
私が新卒で入った住宅メーカー(注文住宅)と、今のSaaS企業。
営業としての「評価されるポイント」は真逆と言ってもいいくらい違います。
住宅営業時代:情と回数の勝負
- 細かな気遣い: 頻繁な訪問、手書きの手紙、誕生日の連絡。
- 「情」で売る: 「あなただから買うわ」と言わせるための泥臭い人間関係構築。
- とにかく回数: 質より量。断られても行く。
SaaS営業:プロセスと「Why」の勝負
- 行動の「質」: 「100件電話しました!」だけでは評価されません。「なぜそのリストにかけたのか?」「なぜ繋がらなかったのか?」という分析が求められます。
- 再現性: たまたま売れたラッキーパンチより、狙って売れたヒットの方が評価されます。
- 効率化: メールの開封率やアポ獲得率など、数値を細かく見て改善し続けるPDCAが必要です。
「とりあえず行動量でカバー!」というスタンスの人は、SaaSに来ると「思考停止」とみなされてしまうかもしれません。
チームプレイができないと「詰む」理由
SaaS組織の多くは「THE MODEL(ザ・モデル)」という分業体制を敷いています。
- マーケティング: リード(見込み客)を獲得
- インサイドセールス(IS): 商談化(案件化)
- フィールドセールス(FS): 受注
- カスタマーサクセス(CS): 継続利用・活用支援
このバトンを繋いでいくリレー競技なので、「自分さえ良ければいい」というスタンドプレーは御法度です。
例えば、ISが数字欲しさに確度の低いアポイントを無理やりFSに流すとどうなるか?
FSは受注できず疲弊し、部門間で対立が起きます。
「マーケがリードよこさないからだ」「営業が決めきれないからだ」……そんな不毛な争いを避けるために、共通の目標(KPI)を持ち、チームとして連携する力が求められます。

転職して手に入れた「人間らしい生活」
最後に、一番気になる「待遇」や「幸福度」について。
正直に言うと、フルコミッションに近いトップクラスの不動産・保険営業などに比べれば、一時的に年収(額面)は下がるかもしれません。
ですが、「時給換算」と「幸福度」は爆上がりしました。
- 休日の平穏: 休みの日に顧客から電話がかかってきて対応……なんてことはありません。PCを閉じれば完全にオフです。
- リモートワーク: 私は現在、埼玉県さいたま市の郊外に住んでいますが、リモートワークのおかげで通勤時間が浮き、家族と夕食を囲めています。
- 精神的安定: 翌日の仕事に怯えながら日曜の夜を過ごすことがなくなりました。
住宅営業時代であれば、2年目でもそこそこ稼いでいたと思います。
ですが、あの時のプレッシャーと激務を考えると、今の環境は本当に「人間らしい生活」ができていると実感しています(笑)

まとめ:変化を楽しめる人は、SaaSへ来い!
SaaSの営業に向いている人は、こんな人です。
- 「気合い」より「ロジック」で仕事をしたい人
- 新しいツールや変化に対して、アレルギーがない人
- チームで目標を達成することに喜びを感じる人
- 年収400万円台で、営業に疲弊している人
逆に、変化を嫌う人や、現状維持を好む人には辛い環境かもしれません。
SaaSのプロダクトは毎月のように機能追加され、競合状況も市場も刻一刻と変わるからです。
もしあなたが、今の泥臭い営業に限界を感じていて、「もっと頭を使って、効率的に、チームで勝ちたい」と思っているなら。 そして、家族との時間や自分のプライベートも大切にしたいと思っているなら。
SaaS業界への転職は、あなたの人生を好転させる大きなきっかけになるはずです!