こんにちは。SaaS営業マンです。
現在は上場SaaS企業で、セールスとして働いています。

最近、友人からこんな相談を受けました。

「SaaS業界には興味があるけど、自分はPCスキルが壊滅的で……」
「ITツールなんてZoomくらいしか使えません。こんなアナログ人間でも大丈夫でしょうか?」

結論から言います。
「全く問題ありません。むしろ、その泥臭い営業経験こそが最強の武器になります」

私自身、今は偉そうに「The Model型組織が〜」なんて語っていますが、キャリアのスタートは超アナログな住宅営業でした。

今日は、「FAXの送り方すら知らなかった僕が、なぜIT企業で活躍できているのか」という実体験を元に、皆さんの「ITスキルへの不安」を完全に払拭したいと思います。

1. 驚くべき事実:SaaS業界には「アナログ人間」が溢れている

「SaaS企業=全員がプログラミングできる」なんて思っていませんか? それは大きな誤解です。

実は、現場で活躍している営業マンの多くは、元々ゴリゴリのアナログ人間です。

私の恥ずかしい過去ですが。。。
新卒で入った大手ハウスメーカー時代、私はFAXの送り方が分かりませんでした
先輩に「これ送っといて」と言われてフリーズし、「お前、そんなことも知らないのか」と鼻で笑われたことを今でも覚えています。

当時の業務はこんな感じです。

  • 日報はすべて紙に手書き。
  • 顧客管理(CRM)なんて高尚なものはなく、顧客ノートにメモ。
  • 連絡手段は電話か対面のみ。

さらに、2社目の通信建設系ベンチャーに転職した時も悲惨でした。
「スプレッドシート」と「Excel」の違いすら分からなかったのです。 関数? SUM(合計)やAVERAGE(平均)すら使ったことがない。マクロなんて宇宙の言葉だと思っていました。

それでも、私は今、SaaS企業の第一線で働いています。
つまり、「入社時点でのITスキル」は、合否にはほとんど関係がないのです。

2. 企業が本当に欲しがっているのは「Excel力」ではない

私が3社目の人材業界で採用側の視点を持ったからこそ断言できることがあります。

SaaS企業が中途採用の営業マンに求めているのは、「綺麗な表計算を作るスキル」ではなく、「商品を売る力」です。

極端な話、どれだけExcelのマクロが組めても、お客様と会話ができなければ売上はゼロです。
逆に、PC入力が人差し指タイピングでも、「決定権者にアプローチして、課題を特定し、クロージングできる力」があれば、会社はあなたを喉から手が出るほど欲しいのです。

ITスキルやツールの使い方は、入社後の研修やOJTで嫌でも身につきます
しかし、「折れない心」や「顧客の懐に入る力」といった営業の基礎体力は、一朝一夕では身につきません。

筋トレで例えるなら、ITスキルは「トレーニングウェアやギア」のようなもの。
最も重要なのは、「筋肉(営業力)」そのものです。
素晴らしいパワーグリップを持っていても、筋肉がなければベンチプレスは上がりませんよね?

3. スキルは「複利」で伸びていく

とはいえ、「ずっと使いこなせないままだったらどうしよう」と不安になる気持ちも分かります。
ですが、安心してください。必要に迫られれば、人間は覚えます。

私の場合、3社目の人材会社に入って初めて、CRM(顧客管理システム)やSlackといったツールに触れました。
最初は戸惑いました。「メンションって何?」「スレッドってどこ?」というレベルです。

しかし、毎日触れていれば、3ヶ月もすれば息をするように使えるようになります。

  • 入社時: Slackの通知にビビる。
  • 3ヶ月後: チーム内の連絡はスムーズに。
  • 現在(4社目): CRMで商談を管理し、MAツールでお客様の行動を分析し、Geminiを使って業務効率化までこなしています。

これらは入社してから勉強すれば十分間に合います。
毎日コツコツ積み上げていけば、数年後には驚くようなリターンになって返ってきます。

今では私も、音声入力を駆使してブログを書いたり、分析データを元に戦略を立てたりと、人並み以上のITリテラシーを持てるようになりました。 「アナログ人間だったあの頃」が嘘のようです。

現代のツールは「直感的」にできている

それに、最近のSaaSプロダクトは非常に優秀です。
昔の業務システムのように、分厚いマニュアルを読まないと動かせないなんてことはありません。 スマホアプリのように、直感的に操作できるように設計されています

細かい分析を行うために、関数を使ったりCRMのダッシュボードを作成したり、より込み入った運用は必要です。
以前と比較するとAIのおかげでとても楽にできるので、一緒に頑張っていきましょう!

まとめ:その「営業力」を新しい場所で輝かせよう

今回の話をまとめます。

  1. アナログでも大丈夫: 私はFAXも送れず、Excel関数も知らない状態からスタートしました。
  2. 重要なのは営業力: 企業は「ツールを使える人」ではなく「売れる人」を求めています。
  3. スキルは後からついてくる: 現場に入れば、自然と(強制的に)身につきます。

もしあなたが、「ITスキルがないから」という理由だけでSaaSへの転職を躊躇しているなら、それはあまりにも勿体ない機会損失です。

あなたの持っている「泥臭い営業経験」は、SaaS業界では「得難い強み」になります。
その強みを、より生産性が高く、市場価値の上がるフィールドで活かしてみませんか?

まずは、自分の営業経験を棚卸しすることから始めてみましょう。
「Excelはできませんが、この商材をこれだけ売ってきました」と堂々と言えれば、それで十分です!